デジタル時代のスミソニアン博物館を考えるWiki

スミソニアン博物館から、デジタル時代における
スミソニアンのあり方を、一般からYouTube投稿できるようです。
5月21日〜6月30日のあいだに一般投稿を受け付けています。


Giving the new ways of learning
technology+internet+
social networking+
photos+videos+cellular phones

where do you see The Smithsonian's museums and
websites going in the future?


ビデオによる呼びかけはこちら。

また、このスミソニアンからの呼びかけに対して
いくつか動画がアップされはじめています。



スミソニアンは、2009年1月からWikiを使った
外部からも参加できるスミソニアンのデジタル時代の
情報公開や、未来を考えるフォーラム
SI Web and New Media Strategy Wiki
を開催しています。


Wiki上でいくつも面白いディスカッションやカンファレンスの議事録があります。
Games and Museums
http://smithsonian-webstrategy.wikispaces.com/Games
スミソニアンでも、若いビジターが減少していて、ゲームを取り入れることで
失われた若い世代を取り戻したいと考えているようです。
ゲームの良いところは・・・

* Satisfying work to do
* The experience of being good at something
* Time spent with people we like
* The chance to be a part of something bigger


ということで、あくまで目的は、若い人達に博物館に興味を持って貰うことにしぼって
ゲーム性のある情報提供に取り組むようです。


日本では、ゲーム端末が普及していて、大人もゲームをするので
あまり抵抗なくゲーム端末のガイドは浸透しそうですが、
(実際ガイドシステムのプラニング段階ではゲーム機の利用提案が多いです)

欧州では、ゲームやアニメは子供のもの、ということで
大人文化とは全く違うというはっきりとした線引きがあり
大人文化の象徴であるミュージアムでは、すぐに運用されないと思いますので
米国でまずスミソニアンが良例をつくればアリになるかもしれないですね。

この他にも学会関係や研究会のトピックスがあります。


スミソニアンが、こういったフォーラムや
研究会の内容のすべてをネットに置いていて
Think Globally, Act Locallyの精神に基づいて
ネットを使って運営しているのがすごいと思っています。